［話売］失恋ぽちゃ女子はマッチョなトレーナーに溺愛される!?(2)

藤臣 ネコ葦 かんようこ

「一緒に頑張ろう」と言ってくれた陽人の気持ちが嬉しく、ジムへの入会を決めたまどか。同僚の楓も、まどかの決断に最初は驚いていたが無理はしないでねと応援してくれる。「慶介なんて絶対に見返してやるんだから」と意気込むまどかは食事量も節制し始めていた。そんな中、陽人との1回目のトレーニングの日がやってきて――。

［話売］失恋ぽちゃ女子はマッチョなトレーナーに溺愛される!?(3)

藤臣 ネコ葦 かんようこ

ジムに入会してもうすぐ1ヶ月。コミュニケーションアプリを通じて陽人に朝の体重と3食の食事内容を報告するのがまどかの新しい日課になっていた。最初のうちは抵抗があったものの、陽人からの適切なアドバイスや、たまに送られてくる報告とは関係のないやりとりがまどかにとって嬉しいものになっていた。食事をすることも怖くなくなり、充実した日々を送るまどかを見つめる「ある女性」が――。

［話売］失恋ぽちゃ女子はマッチョなトレーナーに溺愛される!?(4)

藤臣 ネコ葦 かんようこ

突然の陽人からの呼び出しに、ドキドキした気持ちでカフェに向かうまどか。プライベートでは初めて会う陽人の服装に新鮮さを感じて、まるでデートの待ち合わせのような錯覚を覚えていた。しかし陽人の口から紡がれたのは、彼についたストーカーについての相談という深刻な内容で――。

［話売］失恋ぽちゃ女子はマッチョなトレーナーに溺愛される!?(5)

藤臣 ネコ葦 かんようこ

「陽人さんには大変お世話になっているんです」ついに陽人のストーカーと対峙したまどかは、動揺を抑えながら、気づかれぬよう自然に会話を交わす。確かな証拠がないまま迎えた帰宅後、ストレッチを終えたまどかが何気なく見ていた情報番組では、ストーカーと盗聴器を特集していて――。

［話売］失恋ぽちゃ女子はマッチョなトレーナーに溺愛される!?(6)

藤臣 ネコ葦 かんようこ

山内のストーカー事件から数日が経ち、まどかの日常は平穏を取り戻していた。ダイエット仕様のお弁当に舌鼓を打ちながら、同僚の佐倉とランチを楽しむまどか。すると佐倉が、「減量も順調そう」と、まどかの見た目の変化をはっきりと指摘する。様々な出来事はあったものの、今は日々を楽しく過ごせている――そんな実感に、まどかも自然と笑顔を浮かべる。一方その頃、山内もまどかへの想いの変化に気づき始めて――。